境水道大橋 開通記念”みんなで歩こう!”

 本年は境水道大橋開通50周年。これを記念したイベントが開催されました。

 鳥取県境港市と島根県松江市を結ぶ、長さ709m、高さ40 mのアーチ。平成14年7月21日、大橋開通30周年に伴い無料化となり、より県境を越えた観光産業が広がりを見せたといいます。

 本日はこの橋の両脇の歩道、高さ40mからのパノラマの絶景を、県境から眺める貴重な体験をさせていただきました。

 折返しから美保関の方と帰路を共にしましたが、渡舟に乗り境高校に通っていた頃、橋が建設中にて、両橋からだんだんと完成に近づいていくその感動を忘れられないとのことでした。博識な方で北前船の話や、境港の町名由来について拝聴致しました。五本松の素晴らしい唄も歌ってくださいました。未来を繋ぐ大橋から詠まれた唄でした。

 さて仏の異名にはさまざまあり、一説には仏を「大橋梁」とも譬えられたと。それは仏は人と人の間に心の「橋を架ける人」にほかならないからだと。崩れない、確かな橋を築こうとすれば、時間もかかり、労も多い。しかし、そこにこそ人が生きる意味があるのかもしれません。

 本日は境港市長、松江市長もご参加しておられました。数々の布石を精力的に打ち、あらゆる分野へと橋をかけていかれる重責を感じる本日でもありました。

 境水道大橋 人と人とのこころの絆を育む、温かな虹色のアーチ🌈となるよう願っています。